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Posted by ミリタリーブログ  at 

2015年10月25日

WE新作 T.A-2015(P90)のインプレッション

おひさしぶりです。
今回は久々に製品紹介をUPさせていただきます。

WEから新作のT.A-2015GBB(P90)になります。
どうぞご覧ください。


実銃はベルギーFN社製によるPDWとして開発された銃になります。
この銃自体は1980年代に生まれており現在もさまざまな国の軍や警察機関に使われています。
この銃も形の独創性からゲームやメディアでの登場も多く素人受けしやすそうなイメージがあります。
FN社はほかにもF2000やSCARなどインパクトの強い優れた銃を開発しており、優秀なアイデアマンとデザイナーがいることを感じさせます。

銃本体は小さく、女性にも似合いそうなカワイイ形状ながらその性能は凶悪なほど優れています。
使用弾は小口径の5.7x28mm弾で高初速で貫通力の高いアーマーピアッシング弾です。
また着弾後は抵抗を受けやすい形状で体内で暴れて止まるという優れた殺傷能力を持っているようです。
またこの手の小火器としては50発という装弾数の多さは目を見張る特徴ではないでしょうか?

WE T.A2015はGBBでは難しいといわれていたモデルを見事に再現した言えるできばえです。
重量は2400gと軽量なのですがコンパクトにぎゅっと詰まったボディのせいで持つとズシッと感じます。
マルイのP90よりやや重いかな?と感じました。
では各部の説明です。



P90レシーバー部になります。
こちらのモデルはP90TRを再現したと思います。
フロントレールが3箇所、ハイダーがアルミ製になります。
レシーバー自体はファイバー樹脂です、実銃は確かアルミ製だったかと記憶しています。
コッキングレバーはスチールプレスでできております。



続いてフレーム部です。
素材はいつものファイバー樹脂ですね。
赤い矢印がレシーバーのロックボタンで、押すとレシーバーを引き抜けます。
黄色矢印がセイフティー&ファイアーセレクターになります。

ちなみにHK MP5と同じようにセミとフルでトリガーの引きしろが変わります。
躊躇して引くと不安定動作になる可能性もあります。
セミもフルも引きしろ一杯しっかり引くことをお勧めいたします。

トリガータッチは全体的に重めで切れる瞬間まで同じ重さです。
精密射撃は苦手な銃になるかと思います。
プルバップ銃特有のトリガーリンクバーと複雑形状なシアーのせいなので仕方ありませんね。




レシーバーを引き抜いたフレームになります。
トリガーリンクバーが見えます。
この段階でハンマーコックをしていればボルトアッセンブリーが前に抜き出せます。



ボルトアッセンブリーです。
リコイルスプリング込みで220gと軽量なボルトになります。
スプリング後ろの突起がフレーム後部のバットプレートのロックです。
ボルトを抜き取ることでバットプレートをはずすことができるようになります。



ボルトストロークは60mm程度なのですが特殊チャンバー形状でノズルが長く設計されています。





P90にはもともとボルトストップ機能は無いのですが、T.A-2015残弾0でストップする機能で再現したようです。
マガジンのストップレバーがこのエンプティーストップレバーを押し上げボルトキャリアーを数ミリ手前で保持します。
するとハンマーが倒れなくなります。
解除はコッキングレバーを引くことで解除できます。
ですので撃ち切り後はマガジン交換、コッキング再装てん&解除という手順になります。


黄色矢印はWEでは初のギミックになります。
おそらく上から流れるBB弾を後ろに流さないための突起かと思います。
ノズルがあたると前に倒れます。






トリガー部の写真です。
ディスコネクターがコの字になっていて下をトリガーリンクバーが押して、上でハンマーの開放になっています。
この形状のせいかトリガーが重くなっています。
実銃もほぼ同一形状でリアルではありますが、テコ式などに改良してほしいところですね。


ではこれより話題にもなっていた上設置マガジンのGBBライフルにおけるガスマネージメントの説明をいたします。
まずはマガジンをご覧ください。





実銃同様にシースルーのプラスチックマガジンケースです。
重さは415gで装弾数は50発です。
空撃ち切り替えすることによりフォロアーの出具合が変わります。

またいつものGBBのようにリップが無いことが分りますでしょうか?
電動ガンのようにマガジンを指すと開放状態になるようですが、絶妙に1発ずつ給弾していますので
途中でマガジンをはずしても弾がこぼれるようなことはありませんでした。

ガスの注入バルブはご覧のとおりですが吐出バルブがありません。
実は吐出バルブは本体側にあります。



こちらの写真はボルトキャリアーをはずした状態のフレーム部です。
マガジンの吐出口から本体の注入口にガスが流れ込みます。
マルゼンのM870やM1100などのようにマガジンを挿した瞬間からガスが流れます
ですのでマガジンは勢い良く叩き込まないと、ガスがこぼれます。

そして本体内のガスタンクガスが溜まります



フレーム後ろからの写真です。
写真にはバルブロックと書きましたがバルブガードと呼んだほうがいいかもしれません。
マガジンを挿していないときはバルブを叩けなくしている物です。
本体ガスタンクは10~15発程度撃てるガスが溜まります。

このようにWEはいろいろなギミックで上配置マガジンの問題を解決し製品化にこぎつけました。
ですが新たな問題点も生まれています。

もう皆さんお気づきでしょうがマガジンを抜いてもバルブガードレバーを押しながら撃てばブローバックします。
チャンバーに弾が残っているときは注意が必要ですね。

またマガジンの冷えもそうですが、本体タンクの冷えも当然考えられるかと思います。
これからの冬時期はゲームでは使いづらいかもしれませんね。


動作に関しましては冷えを考慮してかシリンダー容量も少なめでストローク量も少なめですが、割としっかりしたブローバックでした。
実銃は高速少量火薬弾でリコイルがあまり無い銃なのでイメージよりはリコイルを感じました。

私は民間モデルのPS90ロングバレルを撃った事がありますが個人的に好きな銃のベスト3に入る銃です。
昔は素人っぽく思っていて嫌いな銃でした。
撃ってみてシンプルな操作で構えやすく狙いやすいということもあったのですが、実銃の射撃音が
ものすごくかっこいい銃です!(完全に個人的な趣味ですが)
甲高く短くはじける炸裂音が撃ち続けたくなりましたねー!!

自分の思い入れだけでお勧めするのもなんですが、ぜひコレクションに加えてみてください!
MCでした。
  


Posted by MAC  at 22:07Comments(0)製品紹介